幸せとは何か?【要点まとめ】橘玲(たちばなあきら)さんの『幸福の「資本」論』

幸せとは何か?【要点まとめ】橘玲(たちばなあきら)さんの『幸福の「資本」論』 本・映画
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こんにちは、いまひろです。

とつぜんですが、

人は幸せになるために生きるんだ

こんな考えを書いた記事が「アンパンマンのマーチと谷川俊太郎さん」です。

実はこれ、いまひろblogの初めての記事でした。

ご紹介するのは恥ずかしいですが、もし良ければ読んでみてください。

なぜこんな話をしたかというと、先日初めて橘玲さんの本『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)』を読んでみて、すぐにまた橘玲さんの本を買ってしまったからです。

今回、購入させて頂いた本はこちら。

幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』です。

みなさん、もう読まれましたか?

今回は、この本をベースに「幸せって何だろう?」ってことについて考えを深めてみたいと思います。

さて幸せの条件を今一度考えてみましょう。

幸せとは何か?【要点まとめ】橘玲(たちばなあきら)さんの『幸福の「資本」論』

幸せとは何か?

橘玲さんは「金融資産」「人的資本」「社会資本」の3つが幸福のインフラとしており、この3つのインフラは3つの幸福の条件に対応していると説きます。

  • 「金融資産」は「自由」を獲得するため
     金融資本を金融市場に投資 ?
  • 「人的資本」は「自己実現」のため
     人的資本を労働市場に投資 ?
  • 「社会資本」は「共同体=絆」のため

そして、この3つ全てもっているタイプを「超充」、一つも持ち合わせていない状態を「貧困」、その他「リア充」「ソロ充」「プア充」など8つの人生のパターンに分けて解説されているのがユニークで面白いです。

少し言葉が難しいので、いまひろの自分なりの解釈を加え、もっと簡単な言葉にいいかえてみます。

幸せになるためには、

  • お金の心配をしなくてよいレベルの収入と資産を持つこと
  • 「労働」からたくさんの収入とかけがえのない自分を見いだすこと
  • (半径5メートルの人と)愛情や友情をはぐくむこと

が大事なんだという理解をしました。

少し橘玲さんが言っていることと多少ズレているところもあるかもしれませんが、この3つが幸せの要素であり、幸せになるためのインフラ、条件となります。

もう少し具体的に3つの要素をみていきましょう。

【要点まとめ】橘玲(たちばなあきら)さんの『幸福の「資本」論』

幸福の「資本」論

お金の心配をしなくてよいレベルの収入と資産を持つこと

お金と幸福に関する法則がこちらです。

お金のことを考えすぎると不幸になる」ことから「お金から「自由」になる」レベルの収入、そして資産を持つことが幸せへの鍵となります。

その基準は…

①年収800万円(世帯年収1500万円)までは、収入が増えるほど幸福度が増す。

②金融資産1憶円までは、資産の額が増えるほど幸福度は増す。

③収入と資産が一定額を超えると幸福度は変わらなくなる。  


引用:Part 1 自由のための金融資産 P69

となります。「~までは幸福度が増す」と書いてあるのは、限界効用逓減(げんかいこうようていげん)の法則によるものです。

新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)』の本の中で、お金持ちになる方法はわずか一行の数式で表せると書いてありました。

資産形成 =(収入-支出)+(資産 × 運用利回り)

つまり、

  • 収入を増やす
  • 支出を減らす
  • 資産運用する

なのですが、マイナス金利の時代では「収入を増やす」が特に重要になるとしています。

債券市場と株式市場(あるいは不動産市場を、資源市場)はトレードオフの関係にあります。

株式や不動産、資源価格が上がると予想すれば、投資家は債権を売って資金を調達し、積極的に投資しようとするでしょう。

そうなれば債券価格は下落し、金利は上昇します。

これを逆に言えば、ゼロ金利やマイナス金利というのは、投資家が株や不動産にはお金を投じる価値がないと考えている証拠です。


引用:Part 1 自由のための金融資産 P79

つまり、

マイナス金利の世界では、賢いひとは利潤を最大化するために金融資本よりも人的資本を有効活用する、すなわち「働く」のです。


引用:Part 1 自由のための金融資産 P81

金融資本を金融市場に投資する(資産運用)ではなく、自らの労働力を労働市場に投資し(労働)、利益を得た方がマイナス金利の下では効果的とのこと。

さて、ここまでをまとめておくと、年収800万円、金融資産1億円を持つと幸福度は増す。

ただマイナス金利の時代においては、株や不動産に投資するよりも「働く」ことの方が有効。

「労働」からたくさんの収入とかけがえのない自分を見いだすこと

ぼくたちは無意識のうちに「働くこと」に2つの目標を設定していると言います。

①人的資本からより多くの富を手に入れる。

②人的資本を使って自己実現する。

引用:Part 2 自己実現のための人的資本 P100

…つまり、タイトル通りですね?

「労働」からたくさんの収入とかけがえのない自分を見いだすこと。

35歳を過ぎると人生の選択肢は急激に減っていきますから、その前に自分の人的資本を作らなければなりません。

酷な言い方かもしれませんが、40歳を過ぎて、あるいは50代になってから「サラリーマンとしての人生」に疑問を持ったとしても、もはや別の選択はなく、できることといえば、必死に会社にしがみつき、無事に定年を迎えて退職金と年金を受け取ることを祈るだけです。

引用:Part 2 自己実現のための人的資本 P151

そこで「オンリーワンでナンバーワンの戦略」が必要になってきます。

スペシャリスト(オンリーワンでナンバーワン)になるには、「好きなことに人的資本の全てを投入する」必要があると言っているほか、自然界における生き物の戦略こそがオンリーワンでナンバーワンな戦略であり、ビジネス戦略を考えるうえで役に立つとしています。

…生き物は住む場所を「ずらす」ことで競争を回避し、自分だけのニッチを確保しているのです。

アフリカのサバンナには様々な草食動物がいますが、彼らは血で血を洗うたたかいをしているわけではありません。

シマウマは草原の草を食べ、キリンは高いところにある木の葉を食べるというようにエサ場を分けています。

逆にいえば現存する生き物は、昆虫や微生物も含め、長い進化の歴史の中で「自分だけのニッチ」を探し当てたのであり、そうでない生き物はすべて滅んでしまったのです。

引用: Part 2 自己実現のための人的資本 P159-161

さて、まとめに入りますが、「労働」からたくさんの収入とかけがえのない自分を見いだすこと。言い換えれば、「収益の最大化」と「自己実現」の基本戦略は次の通りです。

①好きなことに人的資本の全てを投入する。

②好きなことをマネタイズ(ビジネス化)できるニッチを見つける。

③官僚化した組織との取引から収益を獲得する。

引用:Part 2 自己実現のための人的資本 P176

(半径5メートルの人と)愛情や友情をはぐくむこと

「幸福」は社会資本からしか生まれない ということです。

巨万の富を手にしたとしても、そのことを誰ひとり知らなければ、たんなる紙切れ(電子データ)でしかありません。

人的資本は「自己実現」に必須ですが、それは会社内や社会での高い評価に依存しています。

なぜ“つながり”が幸福感を生むのか。

これは、「長い進化の過程で人がそのように作られたから」としか答えようがありません。

引用:Part 3 幸福のための社会資本

覚えていますか?

この記事の冒頭に、幸せになるためには、

  • お金の心配をしなくてよいレベルの収入と資産を持つこと
  • 「労働」からたくさんの収入とかけがえのない自分を見いだすこと
  • (半径5メートルの人と)愛情や友情をはぐくむこと

が大事とお伝えしました。

ただ、

「幸福」は社会資本からしか生まれない

引用:Part 3 幸福のための社会資本 P184

と言い切っています。

つまり、愛情・友情といった「(半径5メートルの人と)愛情や友情をはぐくむこと」からしか「幸福は生まれない」ということです。

この章の説明では少し、橘玲さんの意見とぼくの意見に少しずれが生じているかもしれません。

橘玲さんは…

「強いつながり」を恋人や家族にミニマル(最小)化して、友情を含めそれ以外の関係はすべて貨幣空間に置き換える

引用:Part 3 幸福のための社会資本 P260-261

という戦略を掲示されているからです。

これには多くの説明がなされていて、納得できる部分も多々あるのでぜひ本を読んでみてください。

まとめ:橘玲(たちばなあきら)さんの『幸福の「資本」論』

幸せとは何か?

さて、いかがでしたでしょうか?

幸せって何だろう?」についての考えは少し深まりましたか?

たぶんこの『幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』は橘玲さんの人生論でもあるんだと思います。

橘玲さんは知見が広く、この本も面白かったです。

一度読まれてはいかがでしょうか?

いまひろでした。

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