中東問題・パレスチナ問題・ホロコースト|ダニー・フセタイさんの平和論を読んで

中東問題・パレスチナ問題・ホロコースト|ダニー・フセタイさんの平和論を読んで 本・映画
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こんにちは、いまひろです。

この本ご存知ですか?

国のために死ぬのはすばらしい?イスラエルからきたユダヤ人家具作家の平和論

 

良い本だったんで、今回はこの本から学んだことを記事にしていこうと思います。

ダニー・ネフセタイさん

ダニー・ネフセタイさんはユダヤ人です。

ダニ・ネフセタイさんの父方の祖父母は1920年にポーランドから、母方の祖父母は1924年ドイツから「シオニズム運動」の一環でイスラエルに移住してきています。その後、1948年のイスラエル建国後、1957年にイスラエルで生まれた人がダニー・ネフセタイさん。高校卒業後、徴兵制によってイスラエル国防軍に入隊。3年間、空軍に所属。退役後アジアの旅に出て来日、その後日本に定住されているようです。

【シオニズム】

19世紀半ばからヨーロッパ各地でユダヤ人への迫害・差別が激化したため、ユダヤ人の中からユダヤ国家建設を説く人々が現れた。ユダヤ人の国家を「シオンの丘(聖地エルサレム)に築くための帰還運動・思想の総称をシオニズムという。

この記事では、なかなかダニー・ネフセタイさんの素晴らしい指摘や考えをご紹介することができないのが残念ですが(今回は中東問題を整理したいので!)、ぜひダニー・ネフセタイさんの本を読んでみてくださいね。

中東問題・パレスチナ問題とは何だろう?

さて、本題。

恥ずかしながら、ぼく正直まったく分かっていなかったんですよ。

中東問題、パレスチナ問題。

一言で言えば…

ユダヤ人とアラブ人の中東地域(パレスチナ)の土地をめぐる争い

なんでしょうが、歴史が繋がっていなかった。

でもこの本を読んで点と点が線につながりました。

米くん

国のために死ぬのはすばらしい?イスラエルからきたユダヤ人家具作家の平和論

の引用が多分に含まれることをお断りしておきます。

まず、はじめに…

カテゴリー分類

・ユダヤ人:世界中に住んでいるユダヤ人。

・イスラエル人:イスラエル国籍を持っている人(ユダヤ人、アラブ人など)。

・パレスチナ人:1948年までパレスチナ(現在のイスラエル)に住んでいたアラブ人とその子孫。

・アラブ人:パレスチナを含めた、世界中に住んでいるアラブ系の人。

さて、では「中東問題・パレスチナ問題」をまとめます。

ざっくりといきましょう…

?2000年前、ローマ軍によってイスラエルの地から追い出されたユダヤ人は、長年そこへ戻る夢を見続けてきた。

?19世紀後半にシオニズム運動が始まり、さらに第二次世界大戦のホロコーストで、イスラエルの地へ移住する動きが加速。

【シオニズム】

19世紀半ばからヨーロッパ各地でユダヤ人への迫害・差別が激化したため、ユダヤ人の中からユダヤ国家建設を説く人々が現れた。ユダヤ人の国家を「シオンの丘(聖地エルサレム)に築くための帰還運動・思想の総称をシオニズムという。
【ホロコースト】

ナチス・ドイツがユダヤ人などに対して組織的に行った大量虐殺のことで、第二次世界大戦勃発後、ナチス内部で「ヨーロッパにおけるユダヤ人問題の最終的解決」を行おうとする動きが強まり、ドイツ国内や占領地のユダヤ人を拘束し、強制収容所や絶滅収容所に送った。ユダヤ人たちは、過酷な強制労働や銃殺、人体実験、ガス室などで殺害された。ユダヤ人以外に、ロマ、スラヴ人、精神障がい者、同性愛者、「エホバの証人」の信者をはじめとする良心的兵役拒否者、共産主義者などに対する迫害もホロコーストに含んで語られることもある。

きつい本ですが、ホロコースト理解の必読書です。

 

?しかし、シオニズムによって戻ってきたユダヤ人は、その土地に元々住んでいたアラブ人を痛めつけながら移住していった(パレスチナ問題)。

迫害・差別・大量虐殺を受け聖地エルサレムに戻ってきたユダヤ人が、その土地に元々住んでいたアラブ人を痛めつけながら移り住んできたという事実。

?この問題を解決すべく、1947年国連の「パレスチナ分割決議」が採択。

・パレスチナの土地の56.5%:ユダヤ国家
・パレスチナの土地の43.5%:アラブ国家
・エルサレムは国連による永久信託統治

ユダヤ人側は大枠で受入れられたが、アラブ諸国およびパレスチナのアラブ人指導者は拒絶。

?翌年1948年、ユダヤ人にとっては2000年ぶりの国家「イスラエル」が建国。

?一方、アラブ人はそれまで住んでいた土地を追われ、狭いパレスチナ自治区に追いやられ、当然アラブ人は納得できず…

第一次中東戦争(1947-1949)

第二次中東戦争(1956)

第三次中東戦争(1967)

第四次中東戦争(1973)

第一次レバノン戦争(1982)

第二次レバノン戦争(2006)

ガザ紛争(2008-2009)

防衛の柱作戦(2012)

ガザ侵攻(2014)

そして今なお「我々の住んでいた土地を返せ」と主張するアラブ人と、「もともと私たちの先祖が神から授かった土地だ」と主張するユダヤ人との間で対立が続いており、これを「中東問題」・「パレスチナ問題」と呼んでいます。

この問題の元凶は「イギリスの三枚舌外交」とも言われているようですが、ここでは省きます。

 

だいぶ、理解深まりましたでしょうか?

「シオニズム」「ホロコースト」でパレスチナへ移り住むユダヤ人と、元々住んでいたアラブ人との土地をめぐる争い。

これが中東問題・パレスチナ問題だったんですね。

目からうろこでした。

19世紀後半のシオニズム運動でアメリカに移住したユダヤ人

話を少し戻します。

19世紀後半にシオニズム運動が盛んになったことはOKですよね?

【シオニズム】 

19世紀半ばからヨーロッパ各地でユダヤ人への迫害・差別が激化したため、ユダヤ人の中からユダヤ国家建設を説く人々が現れた。ユダヤ人の国家を「シオンの丘(聖地エルサレム)に築くための帰還運動・思想の総称をシオニズムという。

そしてヨーロッパでの危機を感知し、イスラエルにではなくアメリカに移住したユダヤ人がたくさんいたようなんです。

2010年のデータでは…

ユダヤ人がどの国に居住しているかを調べるとユダヤ人総人口1,358万人のうちイスラエルに570.4万人、米国に527.5万人と合わせて81%はこの2国に集中していることが分かる。

出典:図録 世界のユダヤ人人口 – 社会実情データ図録

もはや、イスラエルと同じ人口がアメリカにいる状況です。

※この間、ニューヨークに行ったらユダヤ人をたくさん見てびっくしたんです。歴史と現在が結び付きました。

 

さて話を戻します。

アメリカ移住組はイスラエル移住組と比べて、生活基盤を築く苦労が少なかったそうです。

そして、アメリカ社会に適応。経済的・社会的な成功を収め、影響力をもつようになっていったアメリカ移住組は“祖国”の同胞を支援しなくてはいけないと感じ始め、イスラエルに金銭的な支援をするようになっていったそうです。

今のアメリカとイスラエルの関係性はこのあたりが少なからず影響していると言われています。

・アメリカは外交・軍事において常にイスラエルを支援

・アメリカはイスラエルに対する国連決議案には必ず拒否権を発動

・毎年イスラエルに軍事支援金30億ドルを提供
(アメリカの諸外国への軍事支援金の総額のほぼ55%)

・イスラエルは兵器購入のほとんどをアメリカから買う

いかに、アメリカでユダヤ人が影響力をもっているか分かりますよね。

ちなみに、アメリカの著名なユダヤ系アメリカ人ってけっこう多いんです。

例えば…

・アルベルト・アインシュタイン(物理学者)
・スティーヴン・スピルバーグ(映画監督)
・ボブ・ディラン(ミュージシャン)
・M・ザッカーバーグ(Facebookの創始者)
・マイケル・デル(Dellの創始者)
・ハリソン・フォード(俳優)
・ハワード・シュルツ(スターバックスCEO)
…

あげればキリがないのでこのへんで。

そしていかにユダヤ人が優秀なのかを物語っているデータがこちら…

世界人口のわずか0.2%のユダヤ人がノーベル賞受賞者の20%以上を占めている。
2013年までにノーベル賞尾を受賞した850人中、193人がユダヤ人。

まとめ

今回は歴史が現在と繋がったことを記事にしたかったんです。

以前、下記の記事を書いていて…

障がい者と【優生学・優生政策・優生保護法・出生前診断】について
「LGBTのカップルは生産性がないからそこに税金を使うべきではない」という思考回路が、なんかひっかかったんで、関連性は薄いかもしれませんが、ずっと頭にあった「優生学と障がい者」について少し言語化してみたいと思います。

そこから…

障がい者→優生学→ホロコースト→ユダヤ人→中東問題→アメリカのユダヤ人→ニューヨーク旅行でユダヤ人の多さの理由

でも、ちょっと疲れきったのでこのへんにしておきます。

今回、この気づきを教えてくれたのが、この本です。

内容こそが大事なのでいつか記事にします。

あっ、ぼくベーグル大好きなんですがユダヤ人の食べ物でしたね!

またつながった…

いまひろでした。

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